野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

お題 文豪の旧居に住んでみたいんです

今週のお題「住みたい場所」
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志賀直哉旧居、ご存じですか?
日本の何か所かに点在する。
私が訪ねたのは2か所。
奈良と尾道

どちらも「いいところにすんでいるな」とまず思った。

奈良の志賀直哉旧居は,現在は奈良学園セミナーハウスになっているということだが、数寄屋造りに洋風を取り入れた素敵な建物だ。場所もいい。
奈良公園の周辺の住宅地。奈良という古代文化の地で歴史を感じる。

尾道尾道駅の北側の坂を上った、尾道水道を見晴らす閑静な日本家屋の三軒長屋。
小説家になることを反対する父に反発して、たまたま立ち寄った尾道に住んだということだ。
懐かしいような、心落ち着く景色が見える。
日が昇り、日が落ちるのを見て暮らせそうだ。
尾道水道の景観が変化していくのを見るのは愉しいだろう。

奈良も尾道も、訪ねたとき、こういうところに住んでみたいなと思った


現在の土地が嫌なのではない。
ただ、何年かの間だけ、少しずつあちこち住んでみたい気持ちがある。
違う景色が見てみたい。違う空気を吸ってみたい。
そういう時、浮かんでくるのが志賀直哉旧居。
尾道のあの家の縁側で、ゴロンと横になり尾道水道を眺めて、しばし暮らしたい。
猫とあいさつしながら散歩をしたい。
奈良のあの家で、早朝奈良公園を散策したり、昼には神社仏閣をめぐったり。
古代史の舞台で呼吸をしてみたい。

まあ、あのあたりにあれば、志賀直哉旧居である必要はない。
しかし、住みたい場所というと志賀直哉旧居が浮かんでくる。