野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

お題 ここで一句、お願いされちゃい・・大丈夫か?

今週のお題「575」

「春の風ルンルンけんけんあんぽんたん坪内稔典
       または
「三月の甘納豆のうふふふふ」坪内稔典

びっくり、こういう俳句ありですか。

でも
あったなあ。仕事に張り切っていたときチョンボして、それでも気を取り直そうと明るいほうを見ていたけれど、急に悔しさがこみあげてきた時の自分の心持が、「ルンルンけんけんあんぽんたん」という表現が妙にしっくりする。なーんか共感できる。
「うふふふふ」も変だと思うけれど、こんな感じ体験したことがあるような気がする。

俳句は日本を代表する文学だっていわれる。才能が必要で、だれにもできることではないと思っていた。17文字で何かを表現するって、すごいことじゃない?

でも「春の風ルンルンけんけんあんぽんたん」だよ「三月の甘納豆うふふふふ」だよ。
きっと素人にはわからないすごさなんだろうけど、ぐぐっと身近に感じてしまう。ちょっと私も作ってみようかななんて思ってしまう。

俳句愛好家は多いらしい。生活の中で、楽しんで読んでいる人がほとんどだろうし、江戸時代の俳諧も商人などの娯楽だった。その中から優れたものが文学として定着している。俳句が日本を代表する文学という言い方に騙されていた、私。
俳句という形式があり、その中の優れたものが文学として認識されているということですね。
この際、俳句は文学でなく遊びです、と認定してしまおう。そういうことなら、楽しまなきゃ損ですね。

夏井いつき先生によると、「季語を通し、季節を感じ、普段意識しなければ見えない何気ない景色を意識し始め、面白いものをキャッチする訓練にもなり、日常を豊かにする」ってことですし。575,面白そうですね。

では、作ってみようか。
・・・・・どうすりゃいいんだ?
ルールは575の定型原則。季語が含まれていること。この二つを満たしていればとりあえず俳句といってもいいらしい。
季語、そういえば昔使っていた電子辞書に歳時記が3つもあったな。
まずは、自分が言いたいことを決める。それをどう表現するか決める。
一昨日行った百合園のことを575に乗せてみようか。
百合は夏の季語だからちょうどいいし。みんな写真撮っていたのでその様子を。
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初作品です。写真に撮られる百合の視点で読んでみました。
「レンズみて また繰り返す 百合の笑み」
とりあえず、575と季語はあるから。
でも俳句じゃなくて廃苦かも・・・